カルシウムは健康維持だけじゃなく精神状態の安定にも欠かせない成分です
昔からイライラしている人に対して「カルシウム足りないんじゃない?」なんて思うことはあっても「なんでカルシウムが足りないとイライラするんだろう?」とまでは考えたことがありませんでした。
なんでもカルシウムには神経細胞の働きを維持する役割もあり、神経細胞同士の情報伝達に深く関わっているのだとか。
カルシウムが不足すると神経細胞の伝達がうまく行かなくなり、イライラなどの情緒不安定、ひどい場合には認知障害やうつ病まで進行してしまうほど、カルシウムと精神状態には切っても切れない関係があるのですね。
カルシウムが骨や歯を作る、というのは誰しも知っていることだと思うのですが、なんと体がカルシウムが足りていないと感じると、その骨や歯からカルシウムを溶け出させ欠乏しないようにしているのだそうです。
人間の体のメカニズムって本当に不思議でよくできていますね。
ですが関心ばかりしていられません、その状態が続いてしまうと、もちろんカルシウムが溶け出した骨はもろくなってしまいます。
そうなると想像が容易ですが、骨折や骨粗しょう症のリスクが一気に上がってしまいます。
高齢になると特に女性は骨の密度を保つ役割をしていたホルモンが減少し、ただでさえ骨粗しょう症のリスクが増えるわけですから、自らカルシウムを欠乏させる状態はできれば作りたくないですね。
そのためにはカルシウムを意識した食生活はもちろん、それでも補えていないと感じればカルシウムサプリを活用してみるのも手ですね。
カルシウムには一緒に摂った方がいい成分や逆に摂らない方がいい成分があるようなのでしっかり把握してサプリを選びたいものですね。