膝の痛みにグルコサミンはウソ?
テレビのCMなんかでもよくお馴染みのグリコサミン。コンドロイチンとともに膝関節に効果的なサプリメントとして多くの商品が紹介されています。そこで私たちもなんとなく膝の痛みにはグルコサミンという認識が定着してしまっているようです。でもこれは本当なのでしょうか?
歳をとると誰でもが関節の軟骨成分は減っていきます。この軟骨成分を構成するグルコサミンなども減ってくるわけです。だからその分を外から補給して・・・と、思ってしまうのですがこの補給したグルコサミンがうまく膝関節に定着してくれるかどうかは実のところ意見が分けれてしまっているようです。中にはせっかく補給してもそのほとんどは体外に排出されてしまい、全く無味だという人もいます。
確かにサプリメントで補給したグルコサミンがそのまま膝関節の軟骨成分へと定着することはなさそうです。ただ、じゃぁ全く意味がないかと言えばそうでもなくて、老化するほど体内のグルコサミンなどの軟骨成分は確実に減っていくきますし、グルコサミンは一方で壊れた軟骨部分を修復する働きがあるコンドロイチンを作り出してくれる働きもあります。
薬のように直接痛い部分に作用してくれるわけではありませんが、全く意味がないというわけでもない・・・今のところそんな評価のようです。